【教えて!マイスター】キュベレイの色、質問に答えます【後編】

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次の質問

グレーだけど、ピンクや青のパーツは白と組み合わせても合いそうな色味…気をつけている点は?

に関して、

これはもう、組み合わせを試してみるしかないかも。とはいえいちいち試し塗りをしていては時間がいくらあっても足りないので、
パソコンの画面に適当な図形を描いて色を変化させ、ある程度「当たり」はつけておきます。

↓色調確認用の図形はこんな感じ。
​ピンクの鮮やかさでどうするか悩んだ記憶があります。
ある程度、間合いが解ればその通りにテストピースを塗って確かめます。

ここで違和感を感じなければ大抵はうまくいきます。
また、普段全体の色調を考えるとき、メインのイメージが白やグレーといった無彩色の場合、ポイントポイントで入ってくる色が寒色系か暖色系かで考え方が大きく変わってきます。

そして、それらの色を目立たせるか、全体の統一感を優先するかでメインの無彩色の色調を変えていく必要があるんじゃないかと思います。

つまり、今回のキュベレイのように有彩色が寒色系とパステル系の組み合わせなら白は寒色系に振ることで全体に統一感が生まれます。
翻って、ガンダムのように有彩色が赤・青・黄色と多岐にわたる場合はどうでしょう。

そのまま鮮やかな色で塗ると、もううるさくって大変なことになります。

そこで、それぞれの彩度を下げてパステル調にまとめるのはポピュラーかつ有効な手法と言えるでしょう。
彩度高めの組み合わせとパステル調の組み合わせ


パステル調の調色はシアン・マゼンタ・イエローの三原色と蛍光系が自在に使えてくると、たまらなく面白くなります。是非お試しを。

また調色の際、大切なのは各色調の明度・彩度をある程度合わせること。

一色だけ妙に鮮やかなのは見る者に違和感を与えます。

↓ トーンが揃っていない例


もちろんこれはセオリーであり、狙いとする表現があればどんどん破りましょう。

「何となく」ではなく確固たる意思をもってセオリーを逸脱するのはすごく素敵なことです。
また、思いきってパステル調から暗くしてみたり、さらに明るくしてポップなイメージまで持っていくのもアリでしょう。

↓ダークトーン(上)とさらに明度を上げた(下)組み合わせ

色の調合と組み合わせはとにかく経験です。

様々なパターンを実践して身に付けていきましょう。

また、絵画技法や色彩学の話等もかなり役に立つので覗いてみるのと楽しいです。

「ジャッドの色彩調和」とか触りだけでも理解できれば相当世界が広がると思います。
だいぶ長くなってきましたね。

ただ、途中て投げるのも気分が悪いので最後の質問、

ピンクの鮮やかなグラデーションのパール塗装、どうやってるの!?

に関して、

これは実際の行程を追っていきましょう。

↓一旦鮮やかな色で下地を作って置きます。

↓その上に白でハイライトグラデーション

↓ここでホワイトパールを吹き重ね

↓最後にクリア系同系色で色付け

とにかく下地は暗くすることなく鮮やかさだけを高めていきましょう。下地を少しでも暗くしたり濁らせたりすると仕上がりが汚くなります。グレーサフとか黒下地とかはもっての他です。

また、余り最後の色付けを濃くし過ぎるとグラデーションが全部飛ぶので注意。

テラテラのキャンディ調が嫌な場合は更に同系反射色のパールを薄く重ねましょう。ただし、

これまたコントラストが消える可能性大なので慎重に!

パールを使わない場合はこんな感じです。

↓同じように一旦鮮やかな色で下地塗り

↓その上に白でハイライトグラデーション

↓パール無しにクリア系同系色で色付け

パール無しはコントラストの調整が楽ですね。

大体こんなところでしょうか。
講座でもそうですが話がつい長くなるのは良くない癖ですね。小中学校の朝礼なら15、6人ぶっ倒れてそうです。
さて、そうこう言っている間に次の作例が!

本格始動の前にグレイズアインに決着を着けましょう。
では、また。

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