エアブラシに関して その2

SPONSORED LINK

ドーモ、色々と差し迫る年末に向けて
色々無防備な、マイスター関田です。

先日お話ししたハンドピースの選び方の続き、本丸とも言える
「自分に合ったハンドピース」を選ぶ
というお話です。

まずは、悩む方の多い操作形態からいきましょうか。

前回にある通り、オススメのハンドピースは先端のノズルから出る塗料の量をニードルの引き具合によってコントロールし、出てきた塗料に圧縮した空気を当てて霧状に吹き出す訳なんですが、
その「ニードルを引く」「空気を出す」ための操作形態がいくつかあり、その操作感覚が「合う」「合わない」に直結するため気にしてあげたいところです。

で、その操作形態は大まかにですが三種類、
シングルアクション
ダブルアクション
トリガーアクション(=トリガー式ダブルアクション)
となります。

以下に簡単な説明を書きますが、オチから言ってしまうと、どれが合うかは完全に相性の問題です。
誰が良いと言ったかなんて全く関係なく、純粋に作業者である自分の手に合うか合わないかという話になります。
それを前提に進めていきましょう。

シングルアクションは
テールキャップにニードルが固定されており、テールを回すとニードルが引かれる仕組みになっています。
ニードルの引き具合(塗料の吹き出し量)を調節し、ボタンを押せば空気が出て塗料を吹き出す。といった操作でいたってシンプル。

↓テールを回すとニードルが引かれます

image

↓ボタンを押すと塗料が吹き出されます

image

メリットとしては、
構造がシンプルなため部品点数が少なく、
メンテナンスが楽で、価格も安い点。
デメリットというか気を付けるべき点は、
他の二形態と違って手を離してもニードルがバネで戻ってくれないので、いちいちテールキャップを回してニードルを定位置に戻さなければならないところでしょうか。
戻さないと、ノズルから塗料がダダ漏れになります。
また、漏れた塗料がノズル回りに溜まってしまい、うっかりそのままパーツに向けて吹いてしまうと大粒の塗料が撒き散らされる惨事が起こります。

まぁ、元々エアブラシでの吹き出し始めは粗い粒子が出てしまうので、始めはパーツから外して、出したままパーツに持っていくというのが基本動作になります。その基礎に忠実であれば悲劇はそうそう起きないのであまり問題にはなりませんが。

お値段が他の二形態より安いので、不当に「安物」に見られていた時期もありましたが、ノズル・ニードルの精度さえ出ていれば、性能差は無いものと見て良いでしょう。

続いてダブルアクション、
こちらはボタンがニュートラルな位置から手前に引くことができるようになっていて、
↓まず、ニュートラルな状態でボタンを押し、空気を出します

image

↓空気を出したまま、ボタンを手前に引くことでニードルも引かれ塗料が吹き出されます。

image

ニードルを引けば引くほど塗料の吹き出し量が多くなります。

シングルアクションと違い、手を離してもバネ仕掛けでボタン=ニードルが元の位置に戻るので塗料駄々漏れ問題とは無縁です。

ここで心配なのは、
ニードルの引き具合を吹き付け作業中に自分の指で固定しなければならないとしたら、ちょっとした力の入れ間違えで大量の塗料が吹き出すことになり、大変なんじゃないか?
という点。
この点に関しては心配無用です。
現在発売中のダブルアクションタイプにはニードルストッパー(或いはアジャスター)という機構が付いており、ニードルの引き具合を好きなところで止められるようになっています。
↓テール部のニードルアジャスター。

image

つまり、ストッパーで始めに吹き出し量を決めてしまえば後は引き具合を気にすることなく引きっぱなしで作業ができるというわけですね。
ダブルアクションタイプの購入の際は必ず有無を確認して欲しい箇所です。

もちろん、ニードルの引き具合を変化させつつその場その場で最適な吹き出し量をコントロールしつつ色を乗せていくことができれば素晴らしいのですが、それは慣れてからでも良いのかなといったととろです。

ダブルアクションタイプのメリットは、やはりノズル口径の多彩さでしょうか。ノズル口径に関しては次回に回しますが、オプションパーツを駆使すれば0.2mm口径以下~1.0mmくらいまで様々な製品の選択肢があり、ダブルアクションに慣れておけば、プラモ用途で使用するであろうほぼ全てのノズル口径に難なくコンバート可能ななるはず。
この一点のみをもって、ダブルアクションを推すこともできますが、それでも、最優先にすべきは、やはり相性であると思います。

トリガーアクションタイプは、もう見たまんまの操作形態。
↓ピストルを持つように握り、トリガーを引きます。

image

ニュートラルな状態からある程度引くと引っ掛かるところがあるのですが、そこまでは空気しか出ません。
そこからさらに引くと塗料が出るようになり、後は引けば引くほど塗料の吹き出し量が多くなるというのはダブルアクション同じですね。

こちらのトリガーアクションタイプにもほとんど機種にニードルアジャスターが付いており、吹き過ぎ防止対策も問題ありません。が、やはり購入の際はノズル口径と併せて確認しておきたいところ。

トリガーアクションタイプのメリットはなんといっても、長時間の作業の際、指や手首が疲れにくいこと。
大きなパーツを塗るときなんかは本当に重宝します。
しかし、これは私個人の印象なのですが、グラデーションや迷彩塗装など細く細かく吹いていきたいときはペンを持つような握りになるシングルアクションやダブルアクションの方がやり易いかなぁ、と感じています。
もちろん、トリガーアクションでも繊細な塗りをこなしているモデラーは多いのでこれまた相性と練度の問題だとは思いますが。

といったところでエアブラシ選びの肝となる操作形態お話でしたが、結局のところ実際に触れて、握ってみるまでは自分に合うかどうかは分からないというのが実情です。
是非、お近くのプラモ屋で試しに手にとらせてもらってください。

どうも、長くなっていけませんね。

次回はノズル口径のお話になりますが、年は開けてしまいそうですね。

では、また。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です